「パタリロ」様(36歳、男性)による体験談のレポートです。

私が自己破産をしたのはもう12年ほど前になります。
私は高校を卒業してから上京、建物の中の警備の仕事を、していました。

当時は休みこそ少なかったものの、その分お金になっていたため、当時高校卒業したてにしては相当な金額の給与をもらっていました。
今考えたらそれがいけなかったのかなと思いますが、当時はそれをまさに湯水の如く使っていました。
仕事が終わると毎日の様に遊びに出かけ、食事はもっぱらそこそこ値のはる様な場所、それでもお金があるものだからそれで満足していました。

上京してから2年が経ち、転勤が決まりました。
その頃から少しずつ給与も下がっていきますが、身に付いた金銭感覚は中々良くならず、毎月足が出る生活となり、遂にはサラ金に手を出してしまいます。

借りて最初の一年くらいは何とか返せていましたが、やがて返済にも困り、その為に他のサラ金からお金を借りる、まさに自転車操業にはまってしまいました。
そうなってくると頭の中は返済の事ばかりで仕事なんかには手がつきません。
当時職場の仲間はその事を薄々感ずいていたそうです。
当初何故だかわからなかったですが、会社にも取り立ての電話が来る様になってたのでそれは当然です。

私に自己破産を勧めたのは当時努めていた私の上司でした。
その時の上司は私を怒鳴るどころか、今は堪えろと励ましてくれました。
その言葉で迷いは吹っ切れて自己破産を決意しました。

当時勤めていたものの会社には労働組合があり、そこから弁護士を紹介していただいて自己破産をする事となりました。
当時の私の気持ちとしては取り立ての電話もなくなり、また自らそれを話した事から周囲への後ろめたさもなくなりました。
そして冷ややかな目で見ていた仲間もやがて自分を支えてくれる様になり、本当に良かったと思いました。

自己破産決定後、警備業と言う仕事は資格の制限があるために一時離れなければならなくなりましたが、当時の上司や仲間の尽力もあり、免責決定後にまたすぐに警備部門に戻る事が出来、またその数年後には努力が認められ出世する事も出来ました。
あの時、自己破産を渋っていたなら、今の自分はないと思います。